「S字でタイヤが落ちてしまう」「クランクで前がぶつかりそうになる」——教習所でS字・クランクに苦手意識を持つ人はとても多いです。
でも安心してください。S字・クランクは車両感覚を意識しながら練習を重ねれば、必ず通れるようになります。この記事では、元教習指導員が実際に生徒さんへ伝えていたコツをわかりやすく解説します。
S字・クランクでつまずく原因
S字でよくある失敗
- 先の道を見ずに眼の前に道が見えなくなった瞬間ハンドルを一気に切ってしまう → 内輪差でタイヤが落ちる
- 内輪差を意識して大回りしすぎる → 前輪が縁石を乗り越えてしまうもしくは落輪してしまう
- 落ちないとしても後輪がギリギリの位置を通ってしまってコースによっては後輪を擦ってしまう
クランクでよくある失敗
- 後輪の内輪差を気にするあまり前方が障害物に近づきすぎてしまう
- 後輪を意識しすぎて前方への注意がおろそかになってしまう
- 障害物が近づいてくるためそこから目が離せずにそのまま障害物に突っ込んでしまう
共通する原因は「車両感覚」
S字・クランク両方に共通するつまずきの原因が車両感覚です。自分の車がどのくらいの大きさで、タイヤがどこにあるかをイメージできないと、どうしても感覚任せになってしまいます。
S字・クランク通過のコツ
① まずは落ちることを恐れない
S字・クランクは練習の時限です。最初から完璧に通れる人はほとんどいません。車両感覚を意識しながら、落ちてもいいから通ることを目標にしましょう。
失敗を恐れて慎重になりすぎると、かえって視野が狭くなってしまいます。まずは通り抜けることに集中してください。
② 目線はバランスよく使う
目線のコツは「先だけを見ない、近くだけを見ない」ことです。
- 走行する道をあらかじめ見ておく → 曲がり角が見えているうちに次の動きを準備する
- ゴール地点だけを見続けない → スタートからゴールだけを見ていると、今車体がどこにいるかがわからなくなるし、危険な箇所にも気付けない
- 近くの危険箇所と先の道をバランスよく見る → 道に対して車体がどのあたりにいるかを近くで確認しながら、同時に進む先も見る
外周を走るときに「遠くを見る」と習いますが、S字・クランクでは近くと遠くをバランスよく交互に確認することが大切です。
③ 落ちたとき・落ちそうなときのリカバリー方法
万が一落ちたり、落ちそうになったりしたときは次の手順で対処します。
まず止まる。これが最優先です。
焦って動き続けると状況が悪化します。危ないと思ったら早めに、確実に止まることが大切です。
止まったあとは:
- 後方を必ず確認する
- 落ちたタイヤや問題のある箇所に応じて、ハンドルを切りながら下がる、またはそのまま下がる
- 落ち着いて確実に行う
パニックにならず、一つひとつ丁寧に対処することが大切です。
まとめ
S字・クランクを通過するためのポイントは3つです。
- 落ちることを恐れず、車両感覚を意識して練習する
- 目線は近くと遠くをバランスよく使う
- 落ちたらまず止まり、後方確認してからリカバリーする
S字・クランクは車両感覚を身につけるための大切な練習です。最初はうまくいかなくて当然。焦らず繰り返すことで必ず上達します。
この記事は元教習指導員が執筆しています。
これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。

